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■シーズン終盤を迎えて、残念な凡戦。守備を固めた相手を崩せず
 タイトル獲得を義務づけられた常勝クラブである鹿島アントラーズ。リーグ戦は下位に沈みながらも、ナビスコカップでは見事に決勝に進出。5年連続タイトル獲得中のチームにとって、6年連続のタイトル獲得の可能性を得たナビスコカップ決勝進出という結果はチームを乗せて行くには十分過ぎる要素だと思いました。ホームで7-0と快勝を収めた相手に対して、アウエーでも勝利を収めてくれると期待していましたが、サッカーという競技は奥深く、この競技の難しさを痛感させられました。

 残留争いのプレッシャーから解放されたコンサドーレ札幌守備陣の集中力は非常に高く、鹿島は17本のシュートを浴びせながらも、そのシュート数の割に、ほとんど決定的な場面を作る事は出来ませんでした。

 スタメン予想は、事前の予想通りでした。コンディション不良の新井場は、ナビスコカップ決勝前に無理をさせたく無かったのでしょうか。遠征にも帯同させず、一週間練習した布陣を採用。遠藤を左サイドバックに起用し、興梠を2列目右に入れる新布陣で試合に臨みました。

 本職では無い左サイドバックに入った遠藤ですが、与えられた役割を忠実にこなしていたと思います。一週間の練習だけで起用しているので、前線の選手を追い越して、サイド深くまで切れ込んでのクロスを送るシーン等は見られず、鹿島がサイドバックに求める役割としては物足りなく感じられた方もいらっしゃると思いますが、後方からのビルドアップで貢献し、素晴らしいクサビのパスも見せていました。守備では予想以上の働きで、相手のボールを良く跳ね返していました。遠藤が前線の選手と連携して攻め上がるのは難しい事は試合前から織り込み済みだったと思いますので、いつも以上に西が高い位置を取って攻め上がる事で左右バランスを取ろうとしていたと思います。西も思うように攻め上がる事が出来なかったので、その部分が攻撃に厚みを持たせられなかった理由だと思います。それでも、急な起用としては、遠藤の出来は及第点だったのではないでしょうか。
 一方で、この起用は今のチームのサイドバックの層の薄さを如実に表しています。今回の左サイドバックを例に挙げると、本職の鈴木隆雅、紅白戦のサブ組で起用される事の多い土居よりも、リーグ戦では遠藤が起用されるという事実は、2人の信頼がまだまだであるという事でしょう。レギュラーの他に信頼出来るサイドバックとしては、両サイドにおいて、青木くらいなので、ジュビロ磐田にレンタル移籍中の宮崎のレンタルバックの可能性も含めて、来シーズンに向けて補強ポイントである事は間違いありません。

 興梠の2列目起用も、『違い』を生み出す事は出来ませんでした。レギュラーの遠藤と比べて、守備面では大差ないものの、確かなキープ力でしっかりとタメを作れ、スルーパスも出せる遠藤に比べると、2列目の働きとしては、やや不満が残りました。この試合は、厚別のピッチコンディションが悪かった事もあり、ボールをロストしてしまうのは、やや仕方ない面もありますし、その中でもゴール前に飛び込んで大迫のクロスに飛び込んだりと、興梠の出来るプレーを懸命にやっていた点は評価できます。ただ、興梠の魅力は一瞬のスピードで相手を振り切って、エリア内でワンタッチで決めるゴールであると思うので、2列目としての練習が不十分である現状では、私としてはワントップで起用して欲しいですね。

 この試合では、大迫や柴崎ら若手がチームを牽引し、勝利を目指してプレーしたものの、スコアレスドローに終わりました。こちらも試合前のスタメン予想で懸念していた通り、今の鹿島は相手が出て来た場合は良い試合が出来るものの、札幌の様に引いてきた相手を崩して得点を奪う事は、大きな課題として挙げられるでしょう。得意の縦へのカウンターを最大限に発揮するためにも、『ポゼッション出来るにも関わらず、ポゼッションを行わず、守備からのカウンターで4得点を挙げたブラジルの様な戦い方』も参考になるでしょう。これはジョルジーニョ監督が掲げる戦術にもマッチすると思うのですが… 今後、どういったサッカーを志向していくのか、注意深く見て行きたいと思います。

 この試合の様にサイドバックを一枚欠いた場合、個人的にはサイドバックとしても、非常に質の高いプレーを見せている柴崎を起用して、小笠原と本田のダブルボランチにすれば、バランスは保てると思います。特に前線の1TOP+2列目の3選手は、絶対的な存在の大迫は元より、2列目の3選手も素晴らしいコンビネーションを見せているので、現時点では他の選手を起用するよりも熟成を図るべきだと思いました。

 次節の清水エスパルス戦では、ナビスコカップ決勝と連戦になるため、手の内をどこまで晒すかお互いに難しいところですが、ACL出場の3位以内まで、勝ち点3差に迫っている清水エスパルスはほとんどスタメンに近い布陣で臨んでくると思います。鹿島も降格圏から、完全に脱した訳ではありませんし、現在のスタメン組と控え組の力量差を考えると、手の内を隠す為にメンバーを落とすと、大敗してしまう可能性も考えられます。決戦を前に優劣が付いてしまう事だけは避けたいので、普通に戦って、相手に手強いイメージを植え付けた上で、自分達の悪かった部分を修正すれば良いと思います。ただし、怪我明けの選手を起用するのは賛成です。特に、大舞台での経験豊富な中田浩二については、一度起用して、決勝でのプレーが可能かどうか判断して欲しいと思います。

 勝利していれば、11位まで順位が上がり、上位進出が望める立場まで歩を進める事が出来ましたが、試合内容も結果も、残念なものとなりました。タイトルを渇望するあまり、気持ちは既にナビスコカップと天皇杯に向いていると思いますが、目の前の戦いに全力を注がないチームに、タイトルが舞い降りてくるほど、勝負の世界は甘くはありません。残り試合では、全ての試合に全力を出してもらい、FC東京戦や、柏レイソル戦の様な、気持ちが伝わってくる試合を見せて欲しいと思います。

 
 最後まで読んでいただいてありがとうございます。目標に掲げていた4位以内も厳しくなり、目標設定が難しくなってしまいましたが、こういう状況の時こそ、目の前の試合に全力を尽くして欲しいと思います。泣いても笑っても、シーズンは最大10試合、全ての試合に『必勝』を期して、望んで欲しいです。

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