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4月21日(土)Jリーグ第七節
鹿島3-2C大阪(15:03/カシマサッカースタジアム/12,110人)

【アシスト → 得点】
21分 清武 → キム・ボギョン④
45分 キム・ボギョン⑤(アシストなし)
57分 ドゥトラ①(アシストなし)
62分 ドゥトラ → 興梠③
85分 西 → 遠藤②

【先発メンバー(鹿島アントラーズ)】
スクリーンショット 2012-04-14 16.16.33


【交代出場(鹿島アントラーズ)】
31分 梅鉢 → 柴崎
46分 青木 → ドゥトラ
79分 興梠 → ジュニーニョ

【警告(鹿島アントラーズ)】
88分 ドゥトラyellow_card01.gif

■決定力の差が出た前半
 前半のスコアは0-2ですが、決定力の差がそのままスコアの差に繋がってしまいました。

 攻撃面は悪くなかったです。山村のくさびのボールを起点に左サイドを新井場が突破しクロスを上げます。そのクロスが流れて、フリーの大迫に渡り、大迫はワントラップからシュートに持ち込みましたが、DFにブロックされてしまいました。また、小笠原が2列目からDFラインの裏へ飛び出してボールを受け、ペナルティーエリア角付近から大迫に丁寧にあわせて、大迫がスライディングボレーを放ちますが、シュートはキーパーの正面に飛びセーブされてしまいました。このどちらかをゴールに結びつける事が出来ていれば、その後の展開は変わっていたのではないかと思います。大迫は、このプレーの他にも相手のクリアミスを拾ってドリブルでシュートを打てる位置まで持ち込みましたが、興梠へのスルーパスを選択して、DFにカットされてしまうシーンがありました。大迫はここまでリーグ戦で得点を挙げられていないので、少し焦りがあるのかもしれません。
 興梠が右サイドから持ち込んで、大迫がDFを引き連れたスペースに入って来た小笠原にあわせた(小笠原の切り返しが読まれてシュートまでいけなかった)シーンも、かなり惜しかったです。その他、新井場のピンポイントクロスに大迫がヘディングで合わせた場面や、スローインを柴崎が絶妙のタッチで落とし、それを受けた興梠が強烈なシュートを放った場面はどれも得点の匂いがする惜しいプレーでした。2点くらい入っていてもおかしくなく、攻撃面は悪くない前半だったと思います。

 一方で守備面では、バイタルエリアで人もボールも良く動くセレッソ大阪の選手を、DF陣が掴まえ切る事が出来ずに失点を喫してしまいます。
 1失点目は、清武を起点にダイレクトパスを連続で通され、完璧に崩されてしまい、最後はフリーのキム・ボギョンにゴールを決められてしまいます。一連の攻撃は敵チームながら見事でした。特に最後の清武が出したスルーパスは、味方選手に加えて、相手選手の動きをも把握していないと、あそこの位置には出せないと思います。U-23日本代表チームを引っぱり、日本代表でも活躍する選手の凄みが詰まったプレーでした。

 2失点目は、相手ゴールキーパーのクリアボールに対して、山村がワンバウンドさせてからのクリアを選択しましたが、ボールをバウンドさせた事により、ケンペスと競り合いになってしまい、そのこぼれ球をキム・ボギョンに拾われてしまいます。キム・ボギョンはそれをドリブルで持ち込み、完璧なスルーパスをケンペスに送ります。曽ヶ端が何とかファインセーブを見せて凌ぎますが、こぼれ球がキム・ボギョンの前に転がってしまい、ゴールに叩き込まれてしまいます。山村は、このシーン以外でもハイボールに対して、ボールをバウンドさせてから対応するシーンが多くありました。全ての判断が間違いとは言えないですが、一度バウンドさせてしまうと、相手の選手が迫ってくる時間が生まれてしまうので、状況判断を改善して欲しいと思います。

 この他、スルーパスにケンペスに抜け出されて、キーパーとの1対1になり掛けたプレーもありました(曽ヶ端の落ち着いた対応でピンチを脱しました)し、バイタルエリアでの鮮やかなダイレクトプレーから、山口にバー直撃のシュートを放たれたシーンもありました。相手のダイレクトプレーに翻弄されると共に、2列目からの飛び出してくる選手を掴まえ切れず、決定的なピンチを招いてしまい、それを相手にモノにされて、2点ビハインドで後半を迎えることになりました。


■驚いたジョルジーニョ監督の決断
 こうした苦しい状況の中、前半31分に梅鉢に変わって、早くも柴崎を投入します。元々スタメンでの復帰が見込まれていた柴崎ですので、交代で出場してくる事は間違いない状況でしたし、この試合の梅鉢は相手のプレスに晒されて、ボールを前線に繋げることに四苦八苦していたので、後半の頭から柴崎を投入するのではと予想していたのですが、ジョルジーニョ監督の決断の早さに驚かされました。

 ここまで、抜群の守備力と共に、非凡なパスセンスも披露していた梅鉢ですが、この試合ではボールを持つと、山口と扇原という相手のU-23コンビのダブルボランチや2列目の選手に素早く寄せられてしまい、そのプレッシャーに負けてボールを前に運ぶ事が出来ずに、ミスを繰り返してしまいました。ジョルジーニョ監督がインタビューで語る通り、セレッソ大阪が行って来た対策に対して、若い梅鉢が対応出来なかったのは、やむを得ない事だと思います。同じ経験をした事がある小笠原主将がアドバイスする通り、気にすることはありません。30分で変えられた悔しい今回の交代ですら、梅鉢には貴重な経験だと思います。この経験を糧に、更に頑張って、またチームに貢献して欲しいです。

 ビハインドの状況を打破するべく、大きな期待を背負った柴崎でしたが、試合勘がまだ取り戻せていない様で、前半は上手くゲームに入れていませんでした。新井場の見事なスルーパスを受けて左サイドを突破したシーンも、パスかシュートか迷いが生じた事により、DFに寄せられてしまい、シュートが相手にブロックされてしまいました。

 0-1で終わると思っていた終了間際に失点し、苦しい展開になりました。前半が終わった段階では、この2得点差をひっくり返すのはかなり難しいと思われましたが、しかし、チームはハーフタイムで見事に息を吹き返します!

■柴崎をアンカーに据えた中盤ダイヤモンド型の布陣が機能し、大逆転を果たす!!
 後半開始からドゥトラを投入し、フォーメーションをダイヤモンド型の布陣に変更します。ダイヤモンド型の配置として、トップ下がドゥトラ、右サイドが遠藤、左サイドが小笠原、アンカーに柴崎を据えました。

 前半、ビルドアップの部分でセレッソ大阪の前からのプレスに苦しめられましたが、後半は相手の運動量が落ちた事、そしてキープ力と展開力を兼ね備えた柴崎が中盤の底に入った事により、ボールを支配することに成功します。私のブログでは、縦に早いサッカーを実現するため、柴崎をアンカーに据える布陣を提唱してきました(⇒kantlers.blog9.fc2.com/blog-entry-309.html)。実際にその布陣が採用されたのは、新井場がレッドカードで退場になってしまい、その布陣を見れた時間は非常に短かったですが、サンフレッチェ広島戦の後半があります。小笠原主将が試合後のインタビューで語っている通り、その時も良いリズムで試合を行っていました。

 柴崎はミスパスをほとんどせず、長短のパスを自在に操って、鹿島アントラーズの攻撃を見事に後方から支えます。周りの味方選手も柴崎に信頼してボールを預けていまいたし、また、パスを受ける選手もパスが出てくる事を信じて、柴崎がボールを持つと良く足が動いていました。ピンチにつながりそうな場面でも、危ないスペースをすっと埋めて危険を未然に防いでおりましたし、改めて攻守に優れた素晴らしい選手だなと感じました。怪我をする前に、何度か見せたゴール前の必殺のスルーパスも捨て難いですが、視野の広さを活かしたゲームメークと、中盤の底で攻守のバランスを取る能力は捨て難いので、柴崎はダブルボランチの一角か、今日の様なアンカーのポジションで使って欲しいと個人的には希望しています。

 そしてトップ下に入ったドゥトラですが、本当に素晴らしい活躍だったと思います。鹿島が期待する攻撃のアクセントに見事になってくれましたね。遠藤のクロスを相手ゴールキーパーが弾いたボールを、上手く胸トラップして、ドライブ気味の見事なシュートを突き刺します!この鹿島アントラーズ初ゴールを決めたドゥトラのプレーで完全に流れが変わりました。ゴール直後の『奇跡を起こせ!』の応援に乗って、鹿島アントラーズは更に攻勢を強めます。

 その直後、西と小笠原の連携で右サイドを崩したシーンでは、小笠原がキックフェイントでDFを完全に振り切り、フリーの遠藤を良く見ていて、その遠藤へ絶妙なラストパス。遠藤は空いているゴール左へシュートを流し込むだけでしたが、苦手の右足で決め切る事が出来ず。成長著しい遠藤ですが、一段階上のランクに進むには、ああいった場面は必ず決めなくてはいけません。
 その後、遠藤のクロスが興梠の頭にピタリとあい、わずかに枠から逸れてしまう場面も生まれ、ゴールの匂いが色濃く立ちこめます。

 その勢いの下、同点ゴールが生まれます。ドゥトラが中盤で縦パスを小笠原にあてて、小笠原を追い越す動きを見せます。小笠原はDF2人に囲まれながらも、DFラインの裏へ走り込んだドゥトラへスルーパス。ドゥトラは右サイドからグラウンダーの早いクロスを興梠に送り、興梠があわせて豪快なゴールを叩き込みます!3人の見事な連携で奪ったゴールでした。

 観客のボルテージは最高潮に達し、決勝ゴールが直ぐにでも生まれそうな最高の雰囲気の中、乱闘騒ぎが勃発します。キム・ボギョンに倒されたドゥトラが、キム・ボギョンを蹴りにいく(ようにみえる)仕草をみせ、それに怒ったキム・ボギョンがプレーを止めてドゥトラの方に向き直り、ドゥトラ目掛けて、至近距離からボールを思い切り蹴ります。ボールはドゥトラを逸れましたが、キック後にドゥトラに詰め寄っていきました。怒った鹿島の選手達がキム・ボギョンに詰め寄り、試合は中断することになりました。このプレーに対しては、キム・ボギョンの報復行為のキックが『乱暴なプレー』に該当してレッドカードが提示されると思ったのですが、主審が下した判断はイエローカード。それに加えて、きっかけを作ったドゥトラには何も罰則が提示されない事とあわせて納得し難い判定となりました。主審がプレーを目視して下した判定なので、尊重されるべきですが、何故ドゥトラにはカード無しで、キム・ボギョンがイエローカードだったのか、判定理由が知りたいです。
 追い上げムードに水を差しかねない場面となってしまい、そのきっかけを作ったドゥトラには猛省を促したいです。キム・ボギョンの行為は許し難いですが、そのきっかけを作ったドゥトラも悪いです。ジーコスピリットの一つ、RESPEITO(=尊重、相手を思いやる気持ち)を忘れずに試合に望んで欲しいと思います。チームに馴染もうと死にもの狂いで努力していると聞いていますし、そんなドゥトラを全力で応援していきたいと思っています。今回の事を反省して、二度とこの様な行為をしないように心掛けて欲しいです。

 乱闘騒ぎで水を差されてしまったものの、最後まで得点を狙う姿勢を失わなかった鹿島アントラーズの思いがとうとう結実します!

 決勝点はアンカー柴崎が起点となって生まれました。中盤の底の位置でボールを受けた柴崎は、相手のプレッシャーを受けながら、西が全力で走り込める右サイドのスペースへ絶妙のパスを送ります。そのボールを受けた西はドリブルでボールを運び、DFの間を通す得意の縦パスをジュニーニョにあてて、そのリターンを受けて中に入っていき、遠藤へ絶妙なスルーパスを送ります。遠藤はダイレクトであわせて、ニアサイドを射抜く素晴らしいシュートを決めます!フリーとはいえ、決して簡単なシュートで無かったですし、クロスやトラップという選択肢がある中で、ダイレクトでのシュートを選択し、見事、シュートを決めてくれました。最近の勝負強さには脱帽します。

 その後、気持ちの入った戦いを最後まで見せて、見事リードを守り切り、Jリーグ催促のホーム200勝を達成しました!FC東京戦はジョルジーニョ監督とグラウンドで喜びを分かち合えなかったので、この劇的な勝利を監督とグラウンドで共有出来た事はとても喜ばしい事ですね!

 試合中の采配には懐疑論も挙げられていたジョルジーニョ監督ですが、選手の特徴を把握している段階ですので、私はやむを得ないと思っておりました。開幕からナビスコカップを含めると10試合を戦い、選手の事を大分理解して来たと思います。この試合では交代策がピタリとはまり、見事に連勝を飾りました!チームの勢いは更に増していくと思いますので、次回のガンバ大阪戦でも勝ち点3を獲得しましょう!


 最後まで読んでいただいてありがとうございます。セレッソ大阪戦のハーフタイムにtwitterのフォロワーさんにお会いさせていただきました。とても素敵な方で、短い時間ながらに前半の出来について、熱く会話を交わさせていただきました。その後、チームは大逆転を収め、最高の試合を観戦した喜びを分かち合える結果になり、素晴らしい出会いに、そして素晴らしい出会いを演出してくれたチームに本当に感謝しています。
 その方の持論では、『劇的な勝利が続くシーズンは優勝する』との事です。私もそう思いますので、優勝目指して一丸となって戦っていきましょう。後から振り返った時に、ターニングポイントになる試合というのが必ず存在しますが、2点差をひっくり返して勝利したセレッソ大阪戦は、もしかしたらそういう試合になるかもしれません。クラブに関わる人、全ての気持ちが乗り移った決勝ゴールであり、一勝であったと思います!

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