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■守備の立て直しは急務
 浦和レッズ戦を振り返ると、攻撃面については、前の記事(→【Jリーグ第五節 鹿島vs浦和】辛抱強く、忍耐強く…)で書きました通り、チャンスを多く作れておりますし、初ゴールも挙げました。状況は改善されてきていると思います。

 一方で、3失点を喫した守備陣については改善すべき課題が浮き彫りになったので、その点について補足したいと思います。

 浦和レッズは攻撃時は4-1-4-1の布陣で攻めてきました。WBを高い位置に張らせて、こちらの両SBを左右に広がらせる事で、中央にスペースを作り出す狙いでした。中央にスペースを作られ、1TOPのポポと、その下を動き回る柏木とマルシオ・リシャルデスを捕まえることが出来ず、数的不利を強いられた最終ラインを何度も破られて、決定的なピンチを数多く招いてしまいました。相手の攻撃に対して後手に回る事が多かった山村を槍玉に挙げる声は多いですが、チームとして、高い位置からのプレスを掛けてボールの出所を抑え込むか、あるいは後方でしっかりと守備ブロックを築いてスペースを消すか、戦い方の意思統一が図れていなかったと思います。

 待望の、待望の得点直後に、失点を喫してしまい、若い選手が多い守備陣は、浮き足立ってしまい、その後も立て直す事が出来ませんでした。確かに中田浩二がディフェンスラインに君臨していれば、あの連続失点は防げていたかもしれません。しかし、世代交代中のチームに対して、課題の解決策がベテランを起用することであるというのは、急場を凌ぐ意味ではもちろん間違っておりませんが、将来を視野に入れると望ましい答えとは言えないと思います。守備陣をより安定させるためにも、『チームとしての守備』の立て直しを図って欲しいと思います。

 浦和レッズ戦では、ゴール前で斜めにカットインしてくる選手や、後方から長い距離を駆け上がってくる選手を掴まえる事が出来ませんでした。

 チームは苦しい状況にありますが、まだ34試合中の5試合が終わったに過ぎません。3失点と高い授業料を払うことになってしまいましたが、監督が代わって若い世代に移行しつつあるチームには、非常に良い教訓となったと思います。今週はナビスコカップが無いので、実戦経験を積む事は出来ませんが、戦術練習をじっくりと行う事が出来ますし、連戦の疲労も抜く事が出来るので、良い準備を行って欲しいです。
※大迫と山村は9日~11日まで代表合宿に参加

 FC東京の2列目には、石川、羽生、谷澤と飛び出しが得意な選手が揃っています。パスの供給役である梶山も鹿島アントラーズ戦で怪我から復帰してくる可能性もあり、パサーの梶山が復帰した場合は、2列目の飛び出しの威力は更に増すでしょう。しっかりと対策をしておかないと、浦和レッズ戦と同じ様に何度も最終ラインを破られる危険性があるので、FC東京戦までに、しっかりと対策が行われている事を期待します!


■各個人別採点&短評
 1-3と敗戦を喫した浦和レッズ戦について、各個人別に振り返りたいと思います。
※平均6.0点

曽ヶ端・・・5.0点
 ⇒どれも難しいシュートだったと思いますが、どれか一つでも抑えて苦しい守備陣を救って欲しかったです。

新井場・・・5.0点
 ⇒2失点目のシーンでは、中央のスペースを絞りきれませんでした。そしてPKだと宣告されてしまったシーンも、新井場だけの責任ではありませんが、マルシオ・リシャルデスへの対応が良かったとは言えません。左SBとして、サイドをえぐってクロスを送るシーンがこの試合ではあまり見られませんでした。

山村・・・5.0点
 ⇒2列目からの飛び出しに対応する事が出来ず、2失点目のシーンでは最も警戒すべきポポのマークから離れて、やや遅れて阿部の対応にいき、ダイレクトでポポに折り返されてしまい、ゴールを決められ、失点の原因となってしまいました。一方で良かった点もあります。相手の攻撃をくい止めた際、しっかりとマイボールにして、縦に鋭いボールを供給するシーンが何度か見られました。また、何度か、するするとドリブルで攻め上がりを見せて、チャンスになりかけるシーンがありました。1年目の選手ですので、ミスを犯してしまうのは仕方ありません。目立たなかったここまでが素晴らしかったのだと思います。課題を克服して、レベルアップを果たして、中田浩二が復帰しても監督が選択を迷うくらいの活躍を期待します!

岩政・・・5.5点
 ⇒守備陣が混乱している時にチームを落ち着かせることが出来ず、個人としても浦和の攻撃陣を掴まえきれませんでした。

西・・・5.5点
 ⇒1失点目、2失点目ともに、中央の選手に寄せきれず、失点の一因となりました。一方で攻撃面では持ち味を発揮しました。興梠の素早いサイドチェンジを受けて、加速してエリア内で倒されたシーンや、サイドからのアーリークロスをピンポイントで興梠にあわせたシーン等、自身の攻め上がりから、何回か決定的なチャンスを演出しました。前半の30分には相手DFの隙をついたセンスある縦パスを興梠に入れて、その後、大迫、土居とつながり、土居がシュートでフィニッシュしたシーンの攻撃の起点になりました。攻撃面は良かっただけに、守備面が悔やまれました。次節までに、しっかりと修正して欲しいです。

梅鉢・・・5.5点
 ⇒先制点のアシストとなったピンポイントクロスは見事でした。この試合も持ち味の粘り強い守備を見せておりましたが、中村俊輔やカルリーニョスと違って、後方から最前線へ走り込み、フィニッシュまで狙うマルシオ・リシャルデスや柏木を掴まえきる事が出来ず、バイタルエリアを空けてしまい、それが失点につながってしまいました。それでも、中盤の位置で相手の攻撃の芽を何度も積んでいました。その後、速攻に移りたい場面でパスミスが多かったのは改善して欲しい点です。また、サイドに開いた味方には、もっと思い切ってサイドチェンジのパスを出して良いと思います。攻守の起点として、19歳に求められる役割は多いですが、今回の貴重な経験を元に、更に成長して欲しいです。

小笠原・・・5.5点
 ⇒相手の嫌がる位置に鋭いパスを供給出来ていたのですが、連戦による疲労からか、運動量が少なかったです。今の鹿島に欠かせない選手である事は間違いありませんが、ナビスコカップの試合がウイークデーに行われた後の週末のリーグ戦では、体が重い事が伺える試合が続くので、ナビスコカップでは2連勝とアドバンテージを握っている現状を踏まえると、ナビスコカップの起用を控える等、起用方法について考える必要があるかもしれません。

土居・・・5.0点
 ⇒ほとんど見せ場を作る事が出来ませんでした。フィジカルの差から中盤でボールを失うことも多かったですし、攻守の切り替えも遅れていたように感じました。土居の裏のスペースを何度か突かれてしまっていたので、守備陣がばたばたしている時間帯に、危険なスペースを埋める等、もう少し守備面で貢献出来ていればと思いました。厳しい評価になってしまいましたが、プロ初スタメンの19歳ですから、最初から要求通りにプレーできるはずはありません。先を走っている柴崎に追いつくよう、期待しています!

遠藤・・・5.5点
 ⇒遠藤のキープ力、シュート力は相手もかなり警戒していました。そのため、相手ディフェンスを引き付ける事は出来ていましたが、有効なスルーパスを供給するシーンは少なかったように感じます。後半のミドルシュートは威力・コースともに申し分なく、前回も書きましたが、コースが空いていれば。臆することなく打ち続けて欲しいと思います。結果が出れば、自信も出て、プレーも更に良くなるでしょう!攻撃的MFとしてスタートしましたが、ドゥトラが入ってからは後方に下がって攻撃を組み立てました。試合中、何とかしなくてはという気持ちは感じましたし、試合後の涙は主力としての自覚の現れだと思います。悔しい24歳の誕生日となってしまいましたが、飛躍の年となることを祈っています!

大迫・・・5.5点
 ⇒ジャッジに泣かされた不運もありましたが、結果的に今節もノーゴールに終わりました。決定的チャンスが何度となく訪れただけに、一本でも決めていればと悔やまれます。とはいえ、シュート面以外では、相変わらず、質の高いプレーでチームに貢献しております。前線でのポストプレーから素晴らしいパスを何本も通していますし、調子が悪い訳では決してありません。事実、ファールと判定されてしまいましたが、難しいボールに対して、日本代表DFの槙野との競り合いに勝ち、GKをかわしてゴールネットを揺らしています。
 西からの裏へのパスに抜け出したシーンはフリーだったにも関わらず、大事に行き過ぎて、坪井に追いつかれてしまいました。得点を挙げる事が出来ていない時は往々にして、大切にいこうとして判断を誤りがちです。得点という結果が特攻薬になると思います。覚醒の時が近い事を感じるので、FC東京戦でのリーグ戦初ゴールに期待しています!結果が出なくて、責任を感じているでしょうから、代表合宿でリフレッシュしてきてください!

興梠・・・6.0点
 ⇒貴重な先制点を挙げますが、その後、何回か訪れたチャンスを決めきる事が出来ませんでした。良い動き出しを見せて、シュート・クロスまで持ち込んでいたので調子は良いと思います。このゴールを自信に代えて、コンスタントにゴールを挙げて欲しいです。

ジュニーニョ・・・5.5点
 ⇒相手DFには脅威を与えていたと思いますが、この試合もシュートは枠にいかず…DFと正対した状態から、半身ずらして上げる必殺ののクロスも相手DFに阻まれました。ドリブルで相手DFを抜けなくなっているのは衰えなのでしょうか。。裏に抜け出してのゴールが見たいです。

アレックス・・・5.0点
 ⇒疲れの見える新井場に代わって、交代出場しましたが、裏のスペースを疲れてしまう場面が見られました。攻撃でも効果的な働きは出来ませんでした。

ドゥトラ・・・5.5点
 個人技でゴールに迫るものの、決定的な場面は作れず。パス&ゴーからの、ワンツーのリターンの受け方が上手く、ドリブルの縦への推進力も相当なので、チームに馴染めば、沢山のチャンスを生み出してくれる可能性を感じます!ジョルジーニョ監督によるとフィジカルと試合勘がまだまだということですが、その状態で使ってもらえるところに、ジョルジーニョ監督からの大きな期待を感じるので、早くチームに溶け込んで欲しいです。


 最後まで読んでいただいてありがとうございます。すっかり勝利の女神から見放されていますが、次はゴールを挙げても、浦和レッズ戦の様に、ばたばたとした状態にはならないでしょうし、今回の教訓を糧に、若い選手達はまた一つ成長してくれると思います。FC東京はとても手強い相手ですが、勝つチャンスは十分にあると思います。初勝ち点、初得点ときて、初勝利を掴むことが出来れば、チームは自信を得ることが出来て、波に乗るでしょう。チームはかなり苦しい状況にありますが、こういう時こそサポーターが団結して、選手・監督・クラブを引き続きサポートしましょう!

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