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4月4日(水)ナビスコカップ第二節
鹿島1-0大宮(19:00/カシマサッカースタジアム/6,515人)

【アシスト → 得点】
31分 興梠(アシストなし)

【先発メンバー】
 スクリーンショット 2012-04-04 1.07.04

【交代出場】
41分 柴崎 岳 → 増田 誓志
71分 遠藤 康 → ドゥトラ
71分 興梠 慎三 → ジュニーニョ

【警告】
45分+1 遠藤 康yellow_card01.gif


■リーグ戦に続き無失点!強固な守備でナビスコカップ二連勝!
 雨中での激戦であった横浜FM戦から中三日。3戦ぶりにホームに戻って来て、大宮アルディージャと対戦しました。組織を構築するための実戦を必要としている鹿島は、試合内容が良かった横浜FM戦のメンバーからアレックスを新井場に変更したのみの布陣で試合に臨みました。ジョルジーニョ監督は好調なメンバーを積極的に登用する監督ですが、今回は横浜FM戦で良かった部分を固めていくためにも、ほぼ同じメンバーを起用したのだと思います。

 前半、鹿島アントラーズは良いリズムで攻撃を仕掛けます。前節に続き、前線の二人に良くくさびのボールを入れることが出来ていたこと、そしてこの日は短いタッチ数でボールを回せていた事がとても良かった点だと思います。また、この試合は大迫と興梠の2TOPがあまり中盤に降りてくることなく前線に張っていましたが、相手のラインを引き下げることが出来ていたので、中盤にスペースを生み出すことが出来ておりました。

 当ブログで何度も取り上げているくさびのボールについてですが、開幕当初から比べると後方からのパスが良く入るようになっており、攻撃のスイッチを入れる縦パスを試合中に何本も通せるようになっております。練習を通じて、攻撃パターンが定着してきた事もその理由の一つとして挙げられると思いますが、開幕戦のベガルタ仙台戦のメンバーと比べると梅鉢・西・山村が起用されている事も見逃せません。中田と山村の間には大きな優劣は存在しませんが、梅鉢と西はくさびのボールの供給という観点からいうと、開幕時のレギュラーの青木と新井場を上回っております(あくまでも縦パスという観点です)。梅鉢については、その高い守備能力・豊富な運動量に驚かされておりますが、くさびのボールを供給する技術がここまで優れていると思わなかったので、驚きを隠せません。目立たないプレーですが、梅鉢は一列前の選手ではなく、二列前の選手に鋭い縦パスを通す技術を持っています。以前の記事にも書きましたが、二列前の選手に縦パスを入れると間にパスを通されたDFは振り返って対応しなくてはいけないので、ボールを受けるプレーヤーには時間の猶予が生まれること、また、よりゴールに近い位置にいるプレーヤーが、落としたボールを前を向いて受けることが出来るので、地味なプレーですが、ボールをゴールに近づけて、味方のプレーヤーの攻撃のスイッチを入れることが出来る相当貢献度の高いプレーです。相手のプレッシャーを受けながら、相手DFの間隙を縫ってくさびのボールを入れることは、確かな技術が要求されますが、梅鉢は時節、ワンタッチでそういったボールを供給する事もあり、その視野の広さにも驚かされます。小笠原に加えて、梅鉢、西、山村からそういったくさびのボールが入る事が増え、シュートにつながるプレーが明らかに増加しています。ジョルジーニョ監督は『縦に早いサッカー』を掲げておりますが、少しずつ、その理想に近づいていっております。

 一方で、縦に早いサッカーを追い求めるあまり、数的有利な状況にも関わらず、ゴールに近い狭いところを通そうとして、チャンスを逃してしまうシーンも何度も見受けられました。せっかく短いタッチ数でボールを縦に早く運んで、相手DFが追いつかない内に攻撃を仕掛けて、数的有利な状況を作れているのに、攻め急いでチャンスを逸してしまうのはもったいないです。特にサイドバックが思い切って上がっているケースで、相手にボールをカットされると逆カウンターを喰らってしまう可能性もあり、大変危険です。フリーなサイドの選手を使って、攻めきることも、リスクを減らしゴールに迫るという意味では非常に大事だと思います。今日は縦パスで相手を中央に収縮出来ている時に、空いたサイドの選手を上手く使えていないシーンが何度か見受けられました。鋭いカウンターを持つチーム相手にこれをやってしまうと、大変危険なので、次節までに改善して欲しいと思います。何度か空いたサイドを使って攻撃して、相手がサイドからの攻撃を意識せざるを得ない状況を作り、その裏をかいて中を攻めていけば、相手は対応に苦慮して大きなチャンスが生まれると思います。

 この試合では西の攻め上がりに迷いが生じていることも感じられましたが、その一因として欲しいタイミングにパスが出てこなかったことも挙げられると思います。次の試合までに修正されていることを期待します。

 終盤は運動量が落ちてしまい、攻め込まれるシーンもありましたが、岩政を中心としたディフェンス陣は、相手にほとんどチャンスを作らせませんでした。特に岩政の体を張ったディフェンスには鬼気迫るものがあり、気力の充実が伺えます。終盤に運動量が落ちるまでは、前線からのプレスが機能しており、攻め込んでボールを失ってしまっても、すぐに奪い返すことが多かったです。終盤に運動量が落ちてからは、汗かき役の梅鉢が最後まで走り続けてくれました。疲れて足が止まった時間帯にこういう選手がいると本当に助かります。次節の中二日での浦和レッズ戦でも同様の働きが出来るのであれば、素晴らしいと思いますが、連戦が続く中、毎試合この働きを梅鉢に求めるのは酷だと思います。紅白戦に復帰した本田拓也のコンディションが上向いてきているようです。夏場の暑さで選手の体力が厳しくなる前に、本田に復帰してもらって、質の高いローテーションを組めると最高です!


■MOM梅鉢
 梅鉢は獅子奮迅の働きでした。今回、与えられた役割は相手の司令塔カルリーニョスをマークすることでしたが、横浜FM戦に続き、その役割を見事に遂行しました。嫌ったカルリーニョスが後方に下がってロングパスを供給するシーンもありましたが、アタッキングサードでは、ほとんど仕事をさせませんでした。そして基本的なマークはカルリーニョスながらも、危険なシーンでは常に顔を出していました。対人も相当強いですし、マンマークを遂行しながらも、嫌なところには必ず顔を出してくれる本当に頭の良い選手です。ジョルジーニョ監督からは『本田泰人の様な守備を目指せ!』と言われておりますが、疲れているのにも関わらず、根性で足を動かして相手に食らいつくその姿が、時折、鹿島アントラーズの偉大なる元キャプテンの本田泰人さんにだぶって見えました。小笠原主将も梅鉢のおかげで、ポジションを高く保つ事ができ、小笠原と梅鉢が縦の関係を形成する事もありました。小笠原が攻撃に顔を出せるようになるとチームとしては助かります。梅鉢は前述の通り、パスセンスにも光るものを持っています。スカパーの解説者からはパス捌きについて、もっと左右に散らすように注文を受けておりましたが、中盤の底の位置から、ほとんどミスパスをしなかったので、私は及第点の出来だったと感じました。マークのついている味方にパスを送ってしまうなど、改善すべき点も勿論ありますが、プロ2年目になったばかりの19歳であり、レジェンド本田泰人を超える偉大な選手へと飛躍する可能性も十分に秘めています。しばらくは出番を与えてもらえると思うので、目の前の一戦一戦に集中して、どんどんと成長していって欲しいです!!


■勝利の陰で気になる柴崎の怪我…
 この試合の前半、珍しくボールタッチの少なかった柴崎ですが、得点シーンでの働きはさすがでした。興梠から受けたパスをドリブルで運び、タイミングを図りながらDFの裏へアウトサイドで絶妙なスルーパス。大迫が何とかさわり、キーパーが弾いたボールを拾った興梠が落ち着いてゴールへ流し込みました。ジョルジーニョ監督は練習で柴崎をなるべく中央(4-2-3-1の3の位置のトップ下等)でプレーするように指示しているようですが、そう意図することも頷ける素晴らしいプレーでした。今後もこういったシーンを増やすことが出来ればと思います。昨シーズンまでは、後方からピンポイントのロングフィードやサイドチェンジを見せておりましたが、目を見張るようなスルーパスを供給するシーンはほとんど見られませんでした。今季はポジションが前に上がったこともあり、何度も素晴らしいスルーパスを見せております。ついに得点に絡むプレーが出来て、本人も更に自身を深めたと思います。

 しかし、相手クロスをクリアしようと左足を思いっきり伸ばした際に太もも裏に痛みを感じ、すぐに交代となってしまいました。試合後はジャージー姿で歩きながら引き揚げたようで、重傷には至っていないと思いますが、前にも痛めたことがあるところであるとの事ですので、無理はしないで欲しいです。中二日で迎える浦和レッズ戦ですが、柴崎が不在となることが有力です。19歳の2年目の選手に背負わせているものは大きかったので、増田・遠藤らの奮起に期待したいです!


■流れの中から、今シーズン初めてFWがゴールを決める!
 プレシーズンマッチから無得点が続き、Jリーグ開幕時からベンチスタートが続いていた興梠ですが、ジュニーニョが調子を落としたタイミングで調子を上げてきて、横浜FM戦から2試合続けての先発出場を果たしました。この試合唯一の得点をあげて勝利に大きく貢献すると共に、精度の高いミドルシュートや前線で起点となるプレーで攻撃陣を引っ張っておりました。前節の横浜FM戦の課題として、判断スピードを上げる必要があると評させていただきましたが、この試合では、味方の攻め上がりを待ちすぎることなく、上手く自分で仕掛けていました。疲れの見える後半で致し方ない部分はありますが、サイドの深い位置まで持ち込みながら、後ろに下げてしまったシーンは改善すべきだと思います。試合全体を通じてのパフォーマンスはとても良かったので、このまま調子を上げていって欲しいです。

 大迫はこの試合もポストプレーで貢献していましたが、前を向いて仕掛けた時にややアイディア不足の印象を受けました。しかし、シュートを積極的に狙う姿勢を見せていたので、上手く周りの選手を使えなかったシーンはありましたが、相手DFには脅威を与えることが出来ていたと思います。サイドからドリブルで仕掛けて、独力で見事に3人を抜き去ってキーパーとの1対1を迎えたシーンと、興梠のスルーパスに抜け出してキーパーと1対1になったシーンのどちらかはエースとして必ず決めないといけません。それが出来るだけのシュート力を持っている選手ですので、次こそリーグ戦でゴールネットを揺らして欲しいです!

 そして、この試合が鹿島アントラーズでのデビュー戦となったドゥトラですが、印象に残るプレーを見せてくれました。交代出常時に本人が味方選手に示していた通り、中盤の形を変更し、4-3-1-2のトップ下として出場(3の部分は右から小笠原、梅鉢、増田)。188cmのフィジカルを活かした縦への推進力に優れるドリブルは迫力満点でした。本人が語るとおり、まだ試合の流れにはついていけていないので、しばらくはスペースが生まれた時間帯での交代出場が主になると思いますが、鹿島にはいないタイプの選手なので、期待が持てます。だいぶコンディションが戻ったことが伺えたジュニーニョとのコンビも良好そうで、ジュニーニョとドゥトラのワンツーからジュニーニョが左足で強烈なシュートを放ったシーンはあと一歩でゴールでした。大迫・興梠とゴールを決めたので、ジュニーニョにも早く初ゴールが生まれて欲しいです。


■浦和戦に向けて
 浦和レッズはサンフレッチェ広島と同じく3バックシステムを採用しております。守備時は両SHが下がってきて、5バックの様な形になるので、基本的には両SBが常に相手と対峙しなくてはならず、1対1で相手を抜かない限り、攻撃が手詰まりになってしまうことが多いです。大宮戦ではあまり見られませんでしたが、横浜FM戦では西が積極的にドリブルで仕掛けていたので、浦和レッズ戦では積極的に仕掛けて欲しいと思います。本職の左SBを務める新井場にも同様の期待が持てます。両SBがサイドの攻防を制することが出来れば、鹿島が試合のイニシアチブを握ることが出来るでしょう。

 また、この試合で良かった縦へのくさびのボールはどんどんと活用して、中央に相手を寄せる事が出来ればサイドにスペースが生まれます。大宮戦では、そのスペースを上手く活用することが出来ませんでしたが、浦和レッズ戦までに修正して、スペースを上手く使った有効な攻撃を展開して欲しいです。

 90分間走りきって掴んだ勝利の後だけに、中二日での浦和レッズ戦に向けて疲労が心配されますが、ホームでの試合ですし、若い選手も多いので、この壁を何とか乗り越えて欲しいと思います。結果が伴わないチームには、勝利こそが最高の『薬』となります!ホームでは良い試合が出来ているので、ライバルである浦和レッズを下して、ジョルジーニョ監督にリーグ戦初勝利をプレゼントしましょう!


 最後まで読んでいただいてありがとうございます。やはり勝利の味は格別ですね!次の浦和レッズ戦に勝利すれば、チームも更に勢いに乗れると思うので、我々も力の限りサポートしましょう!
 大宮アルディージャ戦の各個人の動きについて、紹介し切れなかった部分もあるので、また別記事でご紹介させていただきます。

 そして、Happy Birthday Mitsuo!!

 頼れる我等のキャプテンも33歳になりました。世代交代を図っているチームですが、まだまだチームには小笠原の力が必要です!今後とも、よろしくお願いします!!


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