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■5年と10年という長い年月の重み
 5年と10年。この数字はオリベイラ前鹿島アントラーズ監督と西野朗前ガンバ大阪監督の任期です。決して短くは無い、むしろサッカー界という特殊な世界の事情を考えれば、非常に長い年月です(実際に西野監督の同一チーム10年という指揮はJリーグ記録になっております)。この長い年月の中で、二人は強固なチームを作り上げ、チームを幾つものタイトルに導きました。
 その両監督が昨季で去り、鹿島アントラーズとガンバ大阪は新たな監督をチームに迎えて、今季に臨みました。新たな船出に不安を感じながらも、新たな指揮官がもたらす新鮮な風に期待していましたが、ここ数年のJリーグをリードしてきた両チームは、今、もがき、苦しんでおります。迎えた今節も、『正に泣き面に鉢』で、審判の判定に両チームとも泣かされて、勝ち点を獲得することが出来ませんでした。

 ここまでの鹿島アントラーズの状況を簡単に振り返りますと、開幕2試合のベガルタ仙台戦、川崎フロンターレ戦ともに、セットプレーからの失点でリーグ開幕から2連敗を喫します。決定的なチャンスを作りながらもゴールを奪うことが出来ず、サポーターも不安を抱き始めましたが、ナビスコカップで、メンバーを落としていたとはいえ、好調ヴィッセル神戸に快勝。ジョルジーニョ監督の目指す流動的な攻撃が繰り広げられ、『反撃の狼煙が上がった』と気勢が上がりました。しかし、迎えた第三節の広島戦では、不運な判定に泣かされた不運はあったものの、またしてもセットプレーから失点してしまい、Jリーグ開幕3連敗。開幕3試合でゴールも奪えず、3連敗した過去の2チームは、いずれも下位に沈んでおり、不吉なデータがサポーターを不安にさせております。


■監督を交代することは解決策となるのか!?
 本日のスポーツ紙の報道では、ガンバ大阪セホーン監督の解任の可能性が報道されております。強豪チームだけに、公式戦5連敗という結果が受け入れ難いというのは理解できますが、果たして監督を代えることは、問題の解決につながるのでしょうか。鹿島アントラーズでは、まだそういう話は出てきていませんが、もう2、3試合、結果が出なければ、そういう話が出てくる可能性は多分にあると思いますので、他人事ではありません。

 監督交代は、短期的には効果はあると思います。選手は監督解任を自らの責任と感じ、モチベーションが上がって試合に臨むようになりますし、サポーターも不振を打開すべく就任する新監督に期待を掛けますので、短期的に勢いづいて結果を出すチームは多いです。現にチェルシーは長期的なプランを持って、チームを指揮していた若きヴィラス・ボアス監督を成績不振を理由に解任し、アシスタントコーチをシーズン終了までの暫定監督に指名。一時的に勝利を重ねております。しかし、これはチームの長期的な強化につながるのでしょうか?
 確かにイングランドでのチェルシーしかり、日本での鹿島アントラーズ、ガンバ大阪しかり、下位に沈むことが許されないチームであることは理解しております。解任に踏み切ったチェルシーは、これまでのアブラモヴィッチオーナーを考えれば、それでも我慢をしたのでしょう。今季のチャンピオンズリーグ出場権獲得が厳しくなったタイミングでの解任に踏み切りました。せっかく近年続けていたチャンピオンズリーグ出場が途切れると、チームのブランド力も低下してしまいますので、チーム強化を焦るオーナーの心情を考えると分からない決断ではありませんが、せっかく若く有能な指揮官を引き抜いて、長期的にチームを任せようとしたのに、シーズンの途中で解任するというのは、今シーズン、構築してきたものがほとんど無駄になってしまうので、もったいないと感じました。

 鹿島アントラーズについても同様の事がいえます。ジョルジーニョ監督は、その手腕をまだ発揮できておらず、チーム作りに対して明確な答えを提示することが出来ておりません。オリベイラ監督は新規着任時、1シーズン目から優勝を飾りましたが、その時のチームには前任者のパウロ・アウトゥオリが育てた、若くて伸び盛りの選手、そして脂の乗り切った選手が多く在籍しておりました。オリベイラ監督はそれらの選手を起用して、タイトルを重ねていきましたが、一方で自分が認めた選手のみを起用し、世代交代を推し進めることはほぼしませんでした。そのため、大迫・柴崎はその圧倒的な実力で頭角を現したものの、出場機会を与えられず、才能があるにも関わらずチームを去った若手は沢山います。
 ジョルジーニョ監督は、そのオリベイラ監督のツケを背負いながら、今シーズンに臨んでいることを忘れてはなりません。オリベイラ監督在任時は全盛期であった79年組も確実にキャリアの下り坂に入っていることは否めず、全盛期から比べると力が落ちてしまっていることは、認めたくはありませんが、否定できないところです。そうした状況にあるチームを率いながら、ジョルジーニョ監督は組織の細かい部分を構築している最中ですので、あまり結果が伴わないのも致し方の無いところだと私は思っています。開幕3連敗を喫してしまいましたが最初の2試合では、数ある決定機の中で一つでもゴールが決まっていれば、また違った結果を得ていたでしょうし、こないだの広島戦も井上主審が適格なジャッジを下せていれば、また違った結果になっていた可能性はあります。リーグ戦ではゴールが無く、物事が悪い方向、悪い方向に進んでしまっている感がありますが、世代交代真っ只中で、チームが変わろうとしている今こそ、選手・監督・クラブ・サポーターが一致団結して戦う時だと思います。鹿島への愛情から、ブラジル国内での好条件のオファーを蹴って、監督を引き受けてくれたジョルジーニョ監督に、こんな状況の責任を全て負わせるのは筋違いですし、数試合で才能ある若い指揮官を失うのはクラブにとって大きな損失です。ジョルジーニョ監督も、日本のJリーグに適応している最中ですから、もう少し、もう少しだけ我慢しましょう。『ローマは一日にしてならず』という格言はありますが、サッカーの組織構築も、すぐに出来るものではありません。ここまで勝利を重ねてきた鹿島アントラーズだけに、現在の状況は受け入れ難いことではありますが、中途半端な動きをすれば、世代交代に失敗するリスクが高まります。『今』を受け入れて、そして皆で乗り越えていきましょう!


 最後まで読んでいただいてありがとうございます。サンフレッチェ広島戦に現地参戦した知人によると、試合後に選手達へのブーイングは、ほとんど聞かれず、サポーターの皆さんは選手を鼓舞する応援を続けていてくれたそうです!選手、監督には大きな力となる応援だと思います!現状は厳しいですが、選手を、監督を、そしてクラブを信じて、サポートを続けていきましょう!

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