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■川崎フロンターレに惜敗。今は耐える時。
 カシマサッカースタジアムでのホーム開催300試合目となるこの試合、ホーム通算200勝とジョルジーニョ監督初勝利が掛かっておりましたが、相手のセットプレー一発に沈み、開幕2連敗を喫しました。これにより、2試合を終えて我らが鹿島アントラーズは単独最下位となっております。

 過渡期にあったチームを引き継いだジョルジーニョ監督の船出は想像以上に苦しいものになっております。しかし、新しいチームはこの川崎フロンターレ戦で、実戦での経験値をまた積む事が出来ました。

 試合前の予想では、ダイヤモンド型の継続、柴崎のアンカー起用が噂されていましたが、蓋を空けてみると、ボックス型の布陣が採用され柴崎は2列目の位置で起用されました。スタメン布陣を含めて、今回の川崎フロンターレ戦で改めて思った事は、ジョルジーニョ監督の選手起用は変幻自在で柔軟性に富んでおり、決断力があります。レナトを気にし過ぎた増田が、守備ラインを深くしていることの原因と見るや否や、後半開始時からバランスの改善のために山村を起用。監督としての初勝利が欲しいこの試合で、練習で一度もボランチとして起用していない山村を起用する決断力は素晴らしいと思います。

 以前、インタビューでフォーメーションに選手を当てはめるのではなく、選手がプレーしやすい布陣を採用するつもりであると、監督は答えておりました。開幕してから思うことは、メディアが騒ぎ立てる程、ダイヤモンド型にこだわっている訳ではないようで、しっくりとくる型が見つかるまで、最適な布陣を追求していくと思います。一貫性が無い、ポリシーが無いと映ってしまうかもしれませんが、まだ二試合ですので、妥協せず試行錯誤は続けて欲しいと思います。目先の結果を求めて、自陣に引きこもり、カウンターサッカーに徹しれば、勝ち点は拾えるかもしれません。しかし、ジョルジーニョ監督が求めているものは、目先の結果ではなく、『ボールポゼッションを握り、主体的に相手をコントロールするサッカー』です。この試合では惜しくも敗れてしまいましたが、少しずつ目指すことが出来ていると監督は手応えを感じております。結果が出ていないため、監督の手腕に疑問を抱く気持ちも分かりますが、新たな戦術や監督の色が根付くまでの時間は、新監督を迎えるにあたって、進化のために受け入れなくてはならない必要な事であると私は思います。

 今回の試合では、収穫も課題も見る事が出来ました。それらについて、整理した上で私の考えを述べたいと思います。

<良かった点>
・流れの中で、少ない手数で決定的なチャンスを作ることが出来た
 試合開始直後に、大迫が左サイドを突破し、中央へグラウンダーのクロス。右サイドよりカットインしてきた遠藤にピタリとあいますが、シュートがキーパーの正面に行きノーゴール。
 もう一つは、左サイドでボールを持っていた柴崎から、逆サイドの新井場へピッチを横断する素晴らしいパスが出た攻撃のシーンです。新井場はスピードを落とす事無く深い位置まで切り込み、フリーのジュニーニョへ絶妙なクロスを送りました。後は押し込むだけというボールでしたが、ジュニーニョが決めきれず。リフレクションも押し込めませんでした。

 セットプレーで一度あった決定機とあわせて、前半の三回の決定的チャンスでは得点が入ってもおかしく無かったです。ジョルジーニョ監督がおっしゃる通り、一度でも得点が入っていれば、また違った展開になっていたでしょう。昨年の鹿島アントラーズは決定力の欠如が叫ばれておりましたが、一番の問題は決定機の少なさだと私は思います。昨年は特に、流れの中での決定的な場面はほとんど作れていなかったので、その点では改善されていると思います。

・大迫が攻撃に絡めるようになった
 大迫がベガルタ仙台戦よりも、攻撃に絡む機会が格段に増えました。ボールを収める得意のプレーで、最前線での攻撃の起点になりました。大迫が得意のプレーを披露することが出来た背景には、ジュニーニョとの連携が深まったこと、攻撃の際、中央付近の交通整理が進んだ事が挙げられます。この試合が慣れ親しんだボックス型であった事も大きな理由の一つであったと思いますが、中央でもサイドでも、前線の起点になっていました。
 特に、後半の左サイドでボールを収めて、裏のジュニーニョへ出したスルーパスは素晴らしかったと思います。先週、再三提起した縦へのボールがもっと増えれば、更に大迫の貢献度は上がると思います。

・若い選手達の経験値を上げる事が出来た
 前半、増田がレナトに気を取られ過ぎていて、ラインが深くなってしまっていたので、そのバランスを取るために後半開始から山村が起用されました。守備を安定させること、遠藤・柴崎の2列目の二人が前の位置でプレー出来るようにサポートする事を命じられていたようですが、そのタスクを十分にこなせていたと思います。鹿島ではほとんど練習していなかったというボランチですが、そつなくこなすあたりはさすがにU-23代表キャプテンです。個人的には、ボランチとしてはスピードが不足しており、展開力もJリーグでは平均レベルになってしまうので、そのスキルは後方CBで活かして欲しいと思います。この試合で、Jリーグのレベルでも十分にやれた事は本人も自信になったでしょうから、次はCBで出ても問題なくプレー出来るでしょう。

 土居・岡本は、得点を求めたチームの一助となるよう起用されましたが、それぞれ「違い」を見せるプレーはを披露出来ませんでした。小笠原と交代した土居は、小笠原の運動量が落ち始めた頃にすぐ起用され、ジョルジーニョ監督の狙いは明確で、納得の出来るものでした。何度かあったサイドライン付近での一対一を制するようになれれば、確かな技術を持つ選手なので、活躍のチャンスはあるでしょう。野沢の系譜を次ぐ選手として期待しています!

 岡本はターゲットマンとして、1TOPに起用されましたが、入った際の状況の難しさもあり、目立った活躍は出来ませんでした。サイドラインを割れば、マイボールのスローインになるボールを、サイドラインに出さず、そのまま攻める姿勢を見せてくれたのは好感が持てました。今度は違った状況で、岡本が得意とする、切れ込んでのシュートを観たいと思います。

<課題>
・縦へのボールがまだまだ少ない
 先週、提起した縦へのくさびのボールですが、まだまだ後方からの供給が少ないと思います。この試合では大迫がボールを再三、収めることが出来ていたので、後方からパスの供給が多ければ、チャンスはもっと生まれていたと思います。実際、新井場から大迫にくさびのボールを入れ、大迫がダイレクトでボールを落とし、柴崎が前を向いたシーンは、全てワンタッチでスピード感もあり、得点の匂いを感じさせました(そのシーンは更にワンタッチで出した柴崎と遠藤との意思疎通が取れておらず、惜しくもチャンスには繋がりませんでしたが)。

・有効なパスを供給出来る柴崎へサポートを
 この試合、前線の選手に再三再四、素晴らしいボールを供給していた柴崎。後一歩で決定的チャンスにつながるというスルーパスを何度か通した一方、広い視野から生み出される正確なロングボールも光りました。二年目ながら、代表クラスの選手が揃う鹿島アントラーズの中盤において、既にその存在感を放っております。多彩なスキルを持ち、素晴らしいシュート力を誇る柴崎ですが、やはり私は中盤の後方で、鹿島アントラーズの攻撃を司って欲しいと思います。右サイドに出した新井場へのスルーパスには本当に痺れました!

 柴崎が中央に君臨すれば、ピッチ中央から、両サイドライン際まで、ピッチを端から端まで、広く使う事が出来るようになります。前述した縦へのボールの供給が少ない事も、柴崎が中盤の底でプレーすれば、そういった縦パスもどんどんと供給されるようになると思います。ACミラン時代のピルロ(現ユベントス所属)には、周囲のサポートを得て素晴らしいボールを供給していました。鹿島アントラーズでも、同様に柴崎が気持ちよくボールを供給出来る様なれば、攻撃の選択肢が広がります。柴崎へのサポートへの方法は、フォーメーションや選手起用と同様、これから探っていくべき課題だと思います。

・ボールの流れを止めてしまう箇所は対策要
 せっかくジョルジーニョ監督の狙い通り、サイドの高い位置でボールを受けても、この試合では左SBアレックスの所でボールが止まってしまいました。かつての日本代表左SBの三都主もそうでしたが、走りながらボールを受けれない選手は、攻撃の流れを停滞させてしまいます。西が復帰したら、左に新井場を持ってくるのも良いですし、思い切って、水戸戦で良いプレーを見せていた鈴木隆雅の成長に賭けるのも手だと思います。

 SBはジョルジーニョ監督が現代サッカーで、最も重要なポジションの一つであるとインタビューで語っているポジションなので、アレックスでは正直、不満が残ります。スタメンで起用され続ける納得出来る理由を示せていない現状では、別の選手にも出場の機会を与えて欲しいです。中二日で行われるヴィッセル神戸戦ではどういった起用がみられるのか楽しみです。


■中二日で好調神戸との対戦!
 開幕から二連敗を喫してしまった鹿島アントラーズですが、中二日でヴィッセル神戸との対戦が控えております。好調な相手との対戦となり、難しい試合になることは間違いないと思いますが、ナビスコカップはグループリーグが6試合あります。結果はもちろん欲しいですが、ジョルジーニョ監督を信じて、目先の結果よりも求めているサッカーを追求して欲しいと思います。ジョルジーニョ監督は、細かい部分をひとつひとつ確実に構築することを考えているとおっしゃっているので、実戦機会はとても貴重なので、中二日の試合は体力的に厳しいですが、それをプラスに捉えるチャンスです。組織の構築には時間が掛かるでしょうが、妥協せず強い組織が構築されれば、破竹の連勝街道に乗れる可能性もあります!監督、選手、そして我々サポーターにも我慢の時が続きますが、目先の結果を求めるのは、鹿島アントラーズの伝統にそぐいません。苦しい時こそ、一致団結となってクラブをサポートしていきましょう!


 最後まで読んでいただいてありがとうございます。川崎フロンターレサポーターのジュニーニョへの拍手には胸を打たれました。長年、多大なる貢献をしたジュニーニョがライバルチームへ移籍した事は複雑な気持ちを抱いて当然であると思いますが、それとは別にこれまでの感謝の気持ちを表現した行動には甚く感動致しました。また、別記事としてアップさせていただきますが、等々力での川崎フロンターレとの対戦も非常に楽しみになりました。次はもちろん、勝利を収めたいです!

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